こんにちは。週休3日サラリーマンです。
転職して1年ちょっと経ち、今の会社で働くことに慣れてきました。
働くことに慣れてきたということは今の会社での業務を覚えて効率が上がったということです。業務に対して「ゴール」が見えることが効率、生産性を上げることだと思う。
私の仕事観は確実に前職の化学メーカーで培われたので、今回は大企業のメリット・デメリットを私の独断と偏見で実体験をもとに話を進めていければと思います。
こんな方におすすめ
- 大企業に転職しようとしている方
- 大企業に就職活動している学生
- 大企業ってどんな感じか気になる人
目次
大企業で働くメリット
給料・ボーナスなど待遇が良い企業が多い
大企業に入りたい人の大半が給料などの待遇面でのメリットを想定していると思います。間違いなく大企業は中小企業に比べると給料は高いと思います。
特にボーナスについてはかなりの差があると思います。ざっくりと例を挙げるなら、
例
・大企業:基本給3か月分×年2回
・中小企業:基本給1.5か月×1回+寸志
実際に私が勤めていた化学メーカーでも「基本給3か月分×年2回」でした。
大企業の多くは自社でこなすよりは下請けの中小企業に発注することがあります。その場合下請けから孫請けとどんどん下流に仕事が流れます。下流に行くほど限られて予算で仕事をするので利益が少なくなります。
その分大企業は上流に位置するので大企業のほうが売上と利益ともに高くなる傾向があります。
仕事が出来なくても高い給料がもらえる
これは前職時代の話ですが、「何か言われるまで仕事をしない」という50代の人がいました。何かはしているんですが成果を出そうとする仕事をしないんですよね。
例えば、新規営業だったりです。50代くらいですと部長クラスや役員クラスになっている年齢です。私が一緒に仕事をしたこの50代の人は係長クラスの役職でした。
前職の係長クラスは早ければ30代前半、通常であれば30代後半でなる役職でした。この人がいつ係長クラスになったかわかりませんが、私が知っている係長クラスの人で断トツで仕事が出来ない人でした。
冷静に考えなくてもヤバい人なのですが、何で私がその50代の人が高い給料をもらっていると判断したのは高級外車の「メルセデスベンツ」を乗っている所をたまたま見てしまったからです(笑)
恐らく年収は600万、700万以上もらっていたかもしれません。
それを見たときに「うちの会社は給料いいんだな」と思ったと同時に「こういう人と仕事して、おもしろくない。頑張っても年功序列にぶち当たって給料はそすぐに上がらないな」と思い、これを機に自分のキャリアを考えるきっかけにもなりました。
先ほどにもあったように大企業なのでビジネスモデルの上流にあるんですよね。言ってしまば上から下に仕事を流すだけでいい人もいるので、仕事のクオリティ低くても会社で生きていけるんですよ。
こんな世界があるんだなというか、こんな人でも年収600万以上もらえるので凄い世界ですよね。
ちなみにこの50代の人は私がいた隣の県の営業所長だったのですが、案の定一年もしないうちに違う部署に行きました。
その代わりに人員として私が指名されたので田舎からさらに田舎に転勤となりました。
当時の私はこの50代の人に振り回されて怒り心頭でした(笑)
仕事が出来なくても大丈夫!仕事が出来ない人向けの部署がある!
そんなもんホントにあるんかい!と思う人がいるのですがホントにあるんです。
さっきの50代の社員も50代で転職できるなんて思わないですし、恐らく現在も働いていると思います。やりがいがあるかは別として異動になった部署でも上記にあげた年収600万以上の給料がもらてるんですよ。
これって捉え方によるんですが、メリットではありますよね。ちゃんと受け皿があるのは。だから大企業ってこういう人を雇っている余裕があるので企業体力あるんだなとつくづく思いますね。
大企業って「入社をゴール」している人が一定数いて「入社」という関門をくぐりぬけると待遇や福利厚生など、ある種天国が待ち構えています。もちろん全員ではないですが、なんとなく仕事をしてお金をもらって、決して出世はできないですが平均以上の給料がもらえればいいやという考え人はいます。
私の個人的な感想という前置きで、仕事ができない人が行く部署の傾向として「事務」や「管理系」の仕事に行く傾向があると思います。
私といっしょに仕事をした50代の人はコンプライアンスの記事を発信する部署に行きました。仕事内容は全国であった社内の事故やケガの報告をまとめて全国の部署に発信するだけです。
私が2年目の時に、「海外勤務したい!だからこの営業所は1年だけいて海外に行く!」とイキっていた新入社員が配属されました。
いざ働いてみると期限までに仕事が終わらない、早急の見積書(10分くらいで終わるもの)を作らないといけないのに「英語の勉強したいから定時で帰ります。やってもらえますか。」と言うようなやつがいたのですが、自分が営業できないと悟って配属2か月で来なくなり、3か月目には部署が変わっていました。
彼は2度と「海外勤務がしたい!」と言わないでしょう(笑)
大企業は簡単には人を辞めさせないので安心して働けます。
大企業で働くデメリット
仕事のスピード感が遅い
大企業は人や部署が多いです。その分意思決定のプロセスが多いです、特にそれを感じたのが稟議書を提出した時でしょうか。
稟議書ルート
私→営業所長→支店長→支社長→本社営業部長→本社総務部長→本社経理部長→本社経営管理部長→取締役会→決定
これは大きな案件の場合ですが、承認を得るまでにかなり部署を経由します。お偉いさんはいつも本社にいるわけでは無いのですぐにはんこがもらえるわけではありません。全部署経由して稟議書が戻ってくる頃には早くて2週間、長くて1か月かかることなんでザラです。
大きな仕事をする時は事前に社内への根回しが非常に重要です。ある程度年齢を重ねれば社内のキーマンは誰かわかると思いますが、私みたいに本社からかけ離れた勤務地で働いて、年齢も若いとなると根回しが非常に大変でした。
大企業は個人でコントロールできない阻害要因が多くあります。
異動や転勤が多い
大企業は多くの部署や全国に拠点を構えていることが多いです。新入社員、転職者の場合も例外なく転勤があります。
採用された部署でずっと勤め上げることはほぼなく私の前職ですと昇格試験を受ける基準として異動がありました。
不本意な異動もあれば転勤が伴うこともあります。私は5年間化学メーカーで働いていましたが合計で3つの勤務地を経験しました。5年間で3つってヤバくないですか?しかも大都市はありません(笑)
前職の開所はほぼ47都道府県に営業所があったのでどの県も配属される可能性があります。私は東京生まれ東京育ちですが、最初の配属は東京か首都圏だろうと楽観的に考えていました。実際に配属させられた勤務地は中国地方のド田舎でした。
転勤というのは人の人生設計を狂わすものと私は考えています。配偶者やご家族がある方はなおさら大変だと思います。
まとめ
まとめると大企業は待遇が非常にいいことが多いです。たいして仕事ができなくても平均以上の給料がもらえる可能性もあります。
そして仕事ができない人向けの受け皿となる部署もあります。簡単には辞めさせられないので特定の人には恩恵があります。
ある程度仕事ができる人だと色んな部署からお声がかかる可能性があります。その分、部署異動や転勤が多くなるリスクもあります。